ナレーション
マギ・ヴァル大陸
古より大陸にはびこっていた魔が滅び
平穏が戻ってから約800年・・・▽
人々は古より伝承される【聖石】を
守護石として国家を形成していた。▽
武勇に長けた【勇王】ファードの
ルネス王国。▽
知略に優れる【賢王】ヘイデンの
フレリア王国。▽
美貌で名高い【白沙の女王】イシュメアの
ジャハナ王国。▽
義にあつい【正教皇】マンセルの
ロストン聖教国。▽
柔和な人柄の【穏健帝】ヴィガルドの
グラド帝国。▽
【聖石】を持つ
これらの伝統ある五国家の他に▽
新興の商業国家である
カルチノ共和国を加え▽
いつしか魔の存在も
古の戦いも忘れながら・・・▽
大陸はまどろみのような
穏やかな平和を保っていた。▽
だが
大陸歴803年・・・▽
突如として
大陸全土を巻き込む異変が勃発する。▽
【聖石】を持つ国々の中でも
最大の版図を持つグラド帝国が▽
皇帝ヴィガルドの命の下 突如
ルネス王国に侵攻を開始した。▽
長年の同盟国であったグラド帝国の攻撃に
内陸のルネス王国は反撃もままならず▽
次々と要所を落とされていった。▽
この戦乱の中 おりしも王都を離れていた
ルネス王子エフラムの消息も途絶える。▽
勢いに乗ったグラド帝国軍の侵攻は
ついに王都にまで達し▽
ルネス王国は今まさに
陥落の時を迎えようとしていた・・・▽
オープニング1
※ルネス城内
兵士が玉座の間にくる
〔兵士〕(右)
ほ 報告致します!▽
城門が突破されました!▽
皇帝ヴィガルド率いるグラド軍が
城内に侵入しています!▽
〔ファード〕(左)
そうか・・・▽
〔兵士〕
わが軍の守備隊はすでに崩壊・・・▽
前線のエフラム様とも連絡が途絶え
援軍は期待できません・・・▽
王よ このままでは・・・!▽
〔ファード〕
・・・これまでだな。▽
わが軍の兵士に降伏を命じよ。▽
兵士が去る
エイリークがファードの前に移動
〔エイリーク〕(右)
父上・・・▽
〔ファード〕(左)
エイリーク。▽
わしが授けた腕輪は
身につけておるな?▽
〔エイリーク〕
はい ここに・・・▽
〔ファード〕
うむ・・・▽
ゼト。▽
〔ゼト〕(右端)
はっ。▽
〔ファード〕
エイリークを連れ フレリアへ逃れよ。▽
フレリア王ヘイデンを頼るがいい。
あ奴ならお前たちの身を守ってくれる。▽
〔ゼト〕
承知しました。▽
陛下は・・・▽
〔ファード〕
わしはここに残る。▽
我々と同盟関係にあったグラド帝国が
なぜこのような暴挙に及んだのか・・・▽
わしはその真意を確かめねばならぬ。▽
ルネスの滅亡はこのわしが招いたも同じ。▽
国と命運を共にするのがこの愚王の役目よ。▽
〔エイリーク〕
そんな・・・父上!▽
父上が残られるのなら
私も一緒に・・・!▽
〔ファード〕
行け ゼト。▽
ゼトがエイリークを救出
〔エイリーク〕(右)
父上っ!▽
〔ゼト〕(右端)
お許しを エイリーク様。▽
ゼトとフランツが去る
グラド軍が続々と城内に侵入
〔ファード〕(左)
エフラム エイリーク・・・
死んではならぬぞ。▽
画面暗転
オープニング2
ゼトとフランツが城外に出る。ゼトがエイリークを右隣に下ろす
〔フランツ〕(左)
ゼト将軍・・・!▽
〔ゼト〕(右)
フランツ 君は先に
フレリアへ伝令に向かえ。▽
単騎であれば 戦功目当ての
敵に狙われる危険も少ない。▽
事の子細を伝え
救援を要請せよ。▽
〔フランツ〕
は はい!▽
フランツが去る
〔ゼト〕(左)
エイリーク様 我々も・・・▽
!▽
ヴァルターがマップ右から出現
ゼトがエイリークと立ち位置を変える
〔ヴァルター〕(右)
女連れだな。
その女がルネス王女か?▽
くくっ どうやら私が
当たりを引いたようだ。▽
男は死ね。
女は私がもらってやろう。▽
〔ゼト〕(左)
くっ!▽
ゼトとヴァルターの戦闘開始
〔ヴァルター〕
我が名は
【月長石】のヴァルター。▽
グラド帝国将の一人▽
貴様は 私に食われろ。▽
ゼトが攻撃を外し、ヴァルターの攻撃を受ける
〔ゼト〕(左)
くっ・・・▽
っ!▽
ゼトがエイリークを救出して逃走
〔ヴァルター〕(右)
ほう あの傷でまだ動くか。
面白い・・・▽
逃げろ逃げろ。
死ぬ気で逃げ惑え。▽
私たちの楽しい遊びを
少しでも長引かせてくれよ?▽
オープニング3
マップが替わる
〔ゼト〕(左)
エイリーク様 こちらです。
グラド兵の姿は見えません。▽
ここまで逃げ延びれば
ひとまず安全でしょう。▽
道中のご無礼 どうかお許しください。▽
〔エイリーク〕(右)
そんな ゼト。▽
あなたがいてくれなければ
城から脱出することはできなかった・・・▽
私の命が今あるのは あなたのおかげ
本当に感謝しています。▽
エイリークが画面中央に少し寄る
〔エイリーク〕
それに私を守るために
このようなひどい怪我まで・・・▽
どこかで傷の手当てを・・・▽
〔ゼト〕
この程度の傷
支障はありません。▽
それよりもエイリーク様。
我々はフレリアへ急がねばなりません。▽
ファード様の御意志を
無駄にせぬためにも・・・▽
〔エイリーク〕
・・・・・・▽
城に残られた父上は・・・
ご無事でしょうか?▽
それに 前線で連絡の途絶えた
兄上も・・・▽
〔ゼト〕
ファード様 エフラム様は強いお方です。▽
たとえグラド皇帝が相手であろうと
お二人が遅れをとることはないでしょう。▽
それよりエイリーク様 今は
ご自分の身を守ることをお考え下さい。▽
貴方様に万一のことがあれば
お二人がどれほど悲しまれるか。▽
お二人と生きて再会するためにも
今はフレリアまでたどり着かねばなりません。▽
〔エイリーク〕
そう そうですね・・・▽
父上や兄上と再会するその時まで
下を向いてはいられません。▽
行きましょう ゼト。▽
ゼトが先に進む
〔ゼト〕(左)
この先の橋を越えればフレリア領です。
国境にあるミュラン城も近い。▽
参りましょう エイリーク様。▽
エイリークがゼトの隣に移動
〔ゼト〕(右)
エイリーク様 念のため
このレイピアをお持ちください。▽
私に万一のことがあった時は どうか
エイリーク様だけでもフレリアへ・・・▽
レイピアを手に入れた
オニールと戦士2体がマップ右下から出現
〔オニール〕(右)
ルネスの敗残兵どもめ
逃がしはせんぞ!▽
オニールの顔グラフィックが消える
〔ゼト〕(左端)
グラド軍の追っ手か・・・▽
エイリーク様 お下がりください。▽
〔エイリーク〕(左)
大丈夫です ゼト。▽
兄上から剣術の手ほどきを受けました。▽
私も戦います!▽
戦闘
はじめてモードの追加会話1
最初は敵軍フェイズから開始。エイリークが敵と戦闘
エイリークが敵の攻撃を回避し、反撃して戦闘終了
〔ゼト〕(左)
エイリーク様!
〔エイリーク〕(右)
大丈夫です。なんとかかわしました。
今度はこちらから攻撃します!▽
エイリークが敵と戦闘し勝利
〔ゼト〕(左)
あとは私がくい止めます。
エイリーク様は 先にフレリア領へ。▽
ゼトが敵と戦闘し勝利
敵軍がオニール一体になった時
〔ゼト〕(左)
これで 残るは敵将のみ・・・▽
敵軍がオニール一体になってから最初の自軍フェイズ終了
〔オニール〕(右)
な・・・なんだと?
敗残兵ごときがこしゃくな真似を・・・▽
ええい こうなれば
わしの手で仕留めてくれる!▽
オニール初戦
〔オニール〕
まずは貴様から
仕留めてくれる!▽
はじめてモードの追加会話2
ゼトとオニールの戦闘。ゼトがオニールの攻撃を受け、反撃を外す
〔ゼト〕(右)
くっ・・・▽
ゼトの顔グラフィックが消える
〔エイリーク〕(左)
ゼト!▽
やはり傷口が・・・▽
エイリークの顔グラフィックが消える
〔オニール〕(右)
ふん 止めだ!▽
オニールの顔グラフィックが消える
〔エイリーク〕(左)
待ちなさい!
あなたの相手はこの私です!▽
オニール撃破
〔オニール〕
な なんだと・・・?▽
クリア後
〔ゼト〕(左)
エイリーク様 お怪我は?▽
〔エイリーク〕(右)
あ・・・▽
いいえ・・・
私なら平気です ゼト。▽
〔ゼト〕
ですが お顔の色が・・・▽
〔エイリーク〕
大丈夫です。大丈夫・・・▽
・・・これが 戦なのですね。▽
兄上やリオンと手合わせした時とは
まるで違います・・・▽
敵を倒さねば 生き残れない。▽
人の心など通じない 力だけが支配する
悲しい世界・・・▽
どうしてグラド帝国は このような戦を・・・▽
〔ゼト〕
エイリーク様・・・▽
〔エイリーク〕
・・・大丈夫です。
私は負けません。▽
行きましょう ゼト。▽
失われた祖国を取り戻し
父上や兄上と再会するその日まで▽
私は決してくじけたりしません。▽