ナレーション
ポカラ山脈・・・▽
赤くひびわれた岩盤
剣のように切り立った断崖▽
人を寄せつけぬこの秘境に
ユアンの言う里はあるという。▽
カルチノとの衝突を避けて
ジャハナへ向かうため▽
エイリーク一行は
険しい山々に挑むことになった。▽
オープニング1 霧の中
マップ画面左上にエイリークたちが現れる
会話画面 背景・霧のかかった山
〔ユアン〕(右)
こっちこっち
こっちだよ。▽
お師匠さまはね この先にいるよ。▽
エイリークが現れる
〔エイリーク〕(左)
待ってユアン
みんなで行きましょう。▽
ヒーニアスが現れる
〔ヒーニアス〕(左端)
・・・霧が深いな。▽
ここはまだカルチノ領だ。
敵襲を避けるには都合がいいが・・・▽
〔ユアン〕
そこのお兄ちゃん
早く早く!▽
おいてっちゃうよ。▽
〔ヒーニアス〕
・・・話しかけるな。
私は子供は嫌いだ。▽
〔エイリーク〕
ヒーニアス王子
そのような言い方をしては・・・▽
この子は私たちを
助けてくれるのですから。▽
ユアンが上下に揺れる
〔ユアン〕
そうだよ。僕がいなきゃ
里につけないんだから。▽
ほら こっちこっち!▽
ユアンが消える
〔ヒーニアス〕
待て。▽
それ以上前に進むな。▽
ユアン現れる
〔ユアン〕(右)
え?▽
でも 進まなきゃ
お師匠さまのとこにいけないよ。▽
〔ヒーニアス〕
・・・あの砦は?▽
ずいぶん老朽化しているが
機能しているのか?▽
〔ユアン〕
ううん。いっつも
からっぽで誰もいないよ。▽
僕 探検したことあるから
知ってるよ。▽
〔ヒーニアス〕
では あそこから
もれ聞こえる音は何だ?▽
〔ユアン〕
え? 音・・・?▽
ほんとだ。
なんか変な音がする。▽
お兄ちゃん すごいや。
なんで気づいたの?▽
あれ でも何の音だろ・・・?▽
〔エイリーク〕
確かに。
王子 これは・・・▽
〔ヒーニアス〕
エイリーク。▽
〔エイリーク〕
は はい。▽
〔ヒーニアス〕
君の部下に命じるのだな。
魔物の襲撃に応戦せよ と。▽
敵はすでに
我々に気づいている。▽
マップ画面へ替わり、すぐに会話画面に移る
テティス生存時
〔テティス〕(左)
ユアン あぶないから
うしろに下がってなさい。▽
〔ユアン〕(右)
やだよ。僕だって戦うもん。▽
〔テティス〕
だめ。
ユアンにはまだ早いわ。▽
お姉ちゃんの
いうこと聞けないの?▽
ユアンがもしケガなんかしたら
お姉ちゃん・・・▽
〔ユアン〕
わ・・・わかったよう。▽
テティス死亡時
フォーカス・ヒーニアス
〔ヒーニアス〕(左)
下がっていろ 子供。▽
お前は戦いには無用だ。▽
〔ユアン〕(右)
やだよ。僕だって戦うもん。▽
〔ヒーニアス〕
足手まといはいらん。
まわりの者が迷惑する。▽
戦うのはもっと経験を積み
一人前になってからにしろ。▽
〔ユアン〕
ちぇ。もう わかったよう。▽
〔ヒーニアス〕
では早く行け。▽
魔物は子供だからと
手加減はしてくれん。▽
ユアンがマップ画面上方向へ去る
オープニング2 ラーチェルたち
砦内にラーチェルとドズラが現れる
会話画面 背景・砦内
〔ラーチェル〕(左)
なかなか広い部屋ですわね。▽
ちょっと古くさいですけれど
気に入りましたわ。▽
今晩はここで
休むことにいたしましょう。▽
でも レナックは
どこで迷子になってますの?▽
しっかりついてきなさいと
いいましたのに・・・▽
〔ドズラ〕(右)
ム!▽
ラーチェル様!
一大事ですぞ!▽
〔ラーチェル〕
なんですの? ドズラ。▽
〔ドズラ〕
あの霧の向こうをご覧くだされ!▽
いつのまにか魔物どもが
湧き出しておりますぞ!▽
〔ラーチェル〕
・・・よく見えませんわ。▽
でも
これは幸いですわ。▽
道に迷った先の山道で
邪悪な魔物が現れるなんて▽
これは魔物を成敗せよという
神のお導きに違いありませんわ。▽
さ 行きますわよドズラ。▽
〔ドズラ〕
ガハハ!
腕が鳴りますぞ!▽
戦闘
話す エイリーク→ラーチェル
〔エイリーク〕
あなたは・・・ラーチェル!▽
〔ラーチェル〕
まあ!▽
三度目の正直とは
このことですわね。▽
〔エイリーク〕
ラーチェル ここは危険です。
あなたはどこか安全なところへ・・・▽
〔ラーチェル〕
まあ ご心配には及びませんわ。▽
わたくしは魔物成敗の旅を
続けてきたと言ったでしょう?▽
わたくしの華麗な活躍
見せてさしあげますわ。▽
〔エイリーク〕
わかりました。
では共に戦いましょう。▽
話す ラーチェル→ドズラ
〔ラーチェル〕(左)
ドズラ▽
〔ドズラ〕(右)
ガハハ!
いかがなされましたラーチェル様?▽
〔ラーチェル〕
彼女たちと一緒に
魔物を成敗することになりましたわ。▽
〔ドズラ〕
なるほど!
では わしはどうすれば?▽
〔ラーチェル〕
もちろん これまでと同じように
魔物をなぎ倒すのですわ。▽
さ 行きますわよ。▽
ドズラが上下に揺れる
〔ドズラ〕
ガハハ!
お任せを!▽
クリア後
会話画面 背景・砦内
ラーチェル生存時
〔エイリーク〕(左)
ありがとうございます。
ラーチェル。▽
〔ラーチェル〕(右)
いいえ よろしいのですわ。▽
邪悪な魔物を成敗するのは
神より与えられた私の使命ですわ。▽
あら それよりあなた・・・▽
そういえば わたくし
あなたのお名前を聞いておりませんでしたわ。▽
ラーチェルロスト時
〔エイリーク〕(左)
大丈夫ですか?
ラーチェル。▽
〔ラーチェル〕(右)
うっ・・・わたくしとしたことが・・・▽
邪悪な魔物なんかに
遅れをとってしまうなんて・・・▽
あら それよりあなた・・・▽
そういえば 私
あなたのお名前を聞いておりませんでしたわ。▽
〔エイリーク〕
あ そういえばそうですね。▽
なんだか あなたとはもう
知り合った気になっていました。▽
申し遅れました。
私はエイリークです。▽
〔ゼト〕(左端)
エイリーク様・・・▽
〔エイリーク〕
いいのです ゼト。
彼女は悪い方ではありません。▽
〔ラーチェル〕
エイリーク・・・▽
まあ! ではあなたは
ルネス王国の王女なのですわね。▽
お会いできて光栄ですわ。
どうぞよしなに。▽
それにしても
こんなところで出会うなんて▽
あなたも道に迷ったんですのね。
本当 この大陸はややこしいですわ。▽
〔エイリーク〕
い いえ。私の方は
迷ったわけではないのです。▽
実は・・・▽
画面暗転
〔ラーチェル〕(右)
まあ そうでしたの!▽
でしたら わたくしもぜひ
ご一緒させていただきますわ。▽
〔エイリーク〕(左)
あなたも私たちと一緒に?▽
お気持ちは嬉しいですが
私たちの旅は危険です。▽
あなたを
巻き込んでしまうわけには・・・▽
〔ラーチェル〕
いいえ。▽
これはあなたをお助けせよとの
神のお導きに違いありませんわ。▽
わかりましたわ 神よ。▽
このラーチェルは必ずや
この使命 果たしてみせますわ。▽
〔ゼト〕(左端)
よろしいのですか エイリーク様?▽
〔エイリーク〕
ええ。▽
ドズラ生存時の追加会話
エイリークとゼトが消え、ドズラが現れる
〔ラーチェル〕
・・・というわけでドズラ。▽
エイリークたちと一緒に
旅することになりましたわ。▽
〔ドズラ〕(左)
ガハハ!
承知しましたぞ!▽
このドズラ ラーチェル様のためなら
たとえ魔の中海の中!▽
どこへでも助走をつけて
飛び込んでいく覚悟ですぞ!▽
〔ラーチェル〕
さすがはわたくしの従者
すばらしい気合ですわ。▽
では 出発しますわよ。▽
〔ドズラ〕
ガハハ!▽
サレフの家
マップ画面。ユアンが民家に入る
会話画面 背景・民家
〔ユアン〕(左)
お師匠さま~
こんにちは~▽
あれれ?
いないや。▽
また旅に出ちゃったのかな?▽
エイリークが現れる
〔エイリーク〕(左端)
お留守ですか?▽
困りましたね。
いつ戻られるのでしょう?▽
〔ユアン〕
んんと・・・わかんない▽
お師匠さまは いつも
人探しの旅に出てるから・・・▽
〔サレフ〕(吹き出しのみ)
・・・だから もう来ぬ方が
いいと言ったはずだ。▽
サレフが現れる
〔サレフ〕(右端)
私は使命を帯びた身だ。
また出かけねばならない。▽
〔ユアン〕
あ お師匠さま!▽
ユアンが右側に移動
〔エイリーク〕
あ あなたは・・・▽
以前 お会いしましたね。▽
確か 人を探しているとか・・・▽
〔サレフ〕
・・・ああ▽
また会ったな。▽
〔ユアン〕(右)
この人たちね
ポカラの里に行きたいんだって。▽
僕一人でも案内できるけど▽
お師匠さまもいてくれた方が
いいかなあと思って来たんだ。▽
ね お師匠さま
一緒に里まで来てくれる?▽
〔サレフ〕
・・・・・・▽
エイリーク前に出る
〔エイリーク〕(左)
どうかお願いします。▽
〔サレフ〕
・・・いいだろう。
今から私も里に戻る。▽
里へ来たければ
ついてくるがいい。▽
〔エイリーク〕
よろしいのですか?▽
〔サレフ〕
我々は外と交わることはないが・・・
外から来る者を拒みはしない。▽
だが 里に至る道は険しい。
見たところ疲れているようだ。▽
山へ登る前にここで一晩
休んだ方がいい。▽
ヒーニアスが現れる
〔ヒーニアス〕(左端)
確かに休息は必要だな。▽
先ほどの魔物たちとの戦いで
部下たちは皆 疲れている。▽
傷が癒えぬままでは
いざという時使い物にならん。▽
〔ユアン〕
じゃあ 僕
先に行って大婆に伝えてくるよ。▽
戦えなくたって
僕 役に立つもん!▽
ユアンが消える
〔エイリーク〕
あ 待って!▽
・・・行ってしまいました。
大丈夫でしょうか?▽
〔ヒーニアス〕
困ったものだな。▽
だが何か役立ちたいという気持ちは
わからんでもない。▽
〔サレフ〕
ユアンはこのあたりの土地に慣れている。
心配はない。▽
私たちは明日の朝 出発する。
今は身体を休めておくといい・・・▽
グレン遭遇
マップ画面。グレンとドラゴンナイト2体が出現
会話画面 背景・山
〔グレン〕
待て
ルネス王女エイリーク。▽
〔エイリーク〕
!▽
あなたは・・・
グラド帝国のグレン将軍。▽
昔 帝都でお会いしましたね。▽
あなたは私にとても
親切にしてくださいました。▽
でも このような形で
会うことになるなんて・・・▽
〔グレン〕
ああ 確かに私も・・・
このような形で会いたくはなかった。▽
エイリーク
私は陛下の命を受けてここへ来ている。▽
同盟国カルチノの市民を虐殺した
賊軍エイリークをここに討伐する。▽
〔エイリーク〕
え・・・?▽
待って下さい!
どういうことですか?▽
〔グレン〕
・・・弁明があるなら聞こう。▽
我々グラド帝国によって
祖国ルネスを失ったとはいえ・・・▽
君のような少女がそこまで
堕したとは私も思いたくはない。▽
だが君は現実に
兵を率いてカルチノへ侵略した。▽
貿易港キリスで 戦う力を持たぬ
カルチノ市民らを次々に殺害したと聞く。▽
〔エイリーク〕
そんな・・・違います!▽
私は・・・!▽
〔グレン〕
だが・・・▽
エイリークが下がり、ヒーニアスが現れる
〔ヒーニアス〕(左)
・・・くだらんな。
何かと思えば。▽
噂に聞く帝国三騎とは
ここまで愚かな者どもなのか?▽
〔グレン〕
・・・どういうことだ?▽
〔ヒーニアス〕
カルチノは我々フレリアを裏切り
傭兵に私を襲わせた。▽
エイリークが賊軍だと?
馬鹿げた芝居を。▽
これは何もかもお前たちグラド帝国が
仕組んだことではないか。▽
〔グレン〕
・・・何?▽
〔ヒーニアス〕
ふん 本当に知らなかったのか?▽
帝国三騎などといったところで・・・
皇帝の真意も知らぬということか。▽
〔エイリーク〕(左端)
ヒーニアス王子 やめてください。
そのような挑発は・・・▽
ですが グレン殿。
それが私たちの知る真実です。▽
私はあなたとの戦いを
望んではいませんが・・・▽
それでもあなたが戦うというのなら
かなわぬまでも相手になりましょう。▽
〔グレン〕
・・・なるほど。▽
確かにそちらのいうとおりだ。
私は陛下の真意すら知らぬ。▽
私もデュッセル殿も
この度の戦には疑問を抱いていた。▽
もし 君たちの言葉が
真実だとするのなら・・・▽
なぜ陛下は私に偽りを教えられたのか・・・
それを問いたい。▽
〔エイリーク〕
信じて・・・くれるのですか?
〔グレン〕
昔私が会ったエイリーク王女は
優しい心をもっていた。▽
国を滅ぼされ 苦難にさらされても・・・▽
それでもあなたはその心を失っていないようだ。▽
・・・戦いはひとまず預けておく。▽
真実を確かめ その上で改めて
グラド帝国将軍の役目を果たそう。▽
だが もし君の言葉に
偽りがある時は 覚悟してもらおう。▽
〔エイリーク〕
はい・・・▽
エイリークたちがマップ右上へと立ち去る
ヴァルターとドラゴンナイト2体が出現
会話画面 背景・山
〔ヴァルター〕(右)
グレンよ どこへ行く気だ?▽
〔グレン〕(左)
ヴァルター・・・▽
〔ヴァルター〕
おやおや これはどういうことだ?▽
さきほど 山中に消えたのは
エイリーク一行ではないのか?▽
私がこのことを喋れば
お前の立場はどうなるかな?▽
〔グレン〕
・・・好きにするがいい。▽
私は帝都へ戻る。
今一度陛下に真意を問うつもりだ。▽
ヴァルター そこをどけ。▽
〔ヴァルター〕
まあ待て。
そう急くこともあるまい?▽
どうせお前は
ここで死ぬのだから・・・な?▽
〔グレン〕
・・・どういう意味だ?▽
〔ヴァルター〕
くく・・・▽
かつての帝国三騎は
デュッセル 貴様 そして私。▽
だが 私は三騎の座を奪われ
グラドから追放された・・・▽
〔グレン〕
お前は戦う意志を持たぬ
民たちを虐殺した。▽
陛下がくだされた処断は
当然のことだ。▽
〔ヴァルター〕
くく・・・くくく・・・▽
私はあれから屈辱に身を焦がし
復讐を誓って生きてきた。▽
あまりの憎悪に危うく
気が狂うところだったよ。▽
もっとも 今はそれも
収まったがな・・・▽
〔グレン〕
・・・・・・▽
〔ヴァルター〕
なあグレンよ。
帝国三騎の竜騎士よ。▽
私は戦いが欲しいのだ。
平和などいらんのだ。▽
だから
お前は死ね。▽
グレンとヴァルターの戦闘開始
〔グレン〕(右)
貴様・・・正気か!?▽
〔ヴァルター〕(左)
帝国将軍同士の対決だ・・・
お前も血が躍るだろう?▽
私を楽しませろグレン?
くははははっ!▽
〔グレン〕
くっ・・・!▽
グレンがヴァルターの必殺攻撃を受けて死亡
〔ヴァルター〕(右)
行け。
雑魚はお前らにくれてやる。▽
ドラゴンナイトたちがマップ左上方向へ飛び去る
〔ヴァルター〕(右)
くく・・・▽
楽しい時間はこれからだ。
戦はまだまだ終わらんぞ・・・▽
くく・・・はははははははぁっ!▽